校長あいさつ
瀬戸高校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は、瀬戸市東山町の丘陵地、閑静な住宅街に所在しています。広大な敷地と調和のとれた校舎の中で学習に専念できる環境が整っており、名鉄瀬戸線水野駅からほど近く、交通至便の立地でもあります。
大正13年(1924年)創立の瀬戸町立瀬戸高等女学校を前身とし、100年の歴史を刻み、2万有余名に上る有為な同窓生を社会の各方面に送り出してきました。校訓には大きな心=「大心」を掲げています。「大心」とは道元禅師の言葉であり、他者の心情を思いやり、包容力をもって接することにつながる心の様相(在り方)を表しています。校訓「大心」のもと、知育・徳育・体育のバランスのとれた生徒の育成を目指し、一丸となって教育活動に当たっています
《スクールポリシー「目指す生徒像」》
①物事の考え方や学び方を身に付け、生涯にわたって自らを高めようとすることができる人
②共に生きる人々や公共のルールを尊重し、当事者として社会に参加することができる人
③自他のかけがえのない心と体を大切にして、健康のための意思決定と行動選択ができる人
生徒は、伝統と恵まれた環境の中で、豊富な学校行事と部活動に取り組み、地域の大学や企業からも学ぶことで、多くの人との信頼関係を築き、社会性を備えた大人へと成長していきます。生徒の笑顔の絶えない充実した学校生活を実現するため、教職員一同、一生懸命、生徒理解と実のある指導に努めてまいります。
創立100周年を記念する今年度、新制服に身をつつんだ新入生たちが仲間入りし、後輩を迎えた在校生も意欲的な学校生活を一人一人スタートさせています。瀬戸高生の輝く未来のため、保護者と地域の方々そして松翠会の皆様に、引き続き本校教育活動へのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和6年4月
愛知県立瀬戸高等学校
校長 堀 田 浩 史
桜満開のBグラウンド |
校訓・校章
校訓 :「大心」(だいしん)
「大心」とは
かたよらない こだわらない
とらわれない 大らかな広い心
この校訓は、玉のようにこころを磨き他者を排除せず、裏表なく人を思いやるこころを持つ人間、つまり人間性豊かな品格ある人間になるように示した指針である。
校章
昭和24年、生徒会が生徒から募集し、 全校投票で決定した。 瀬戸の頭文字「S」を デザインしたものが採用された。
校歌・応援歌
愛知県立瀬戸高等学校校歌
●折口信夫 作詞 ●森下千秋 作曲
- 八方に立つ煙 朝空にふりさけて
今日を我学問す
窯々に照る炎 天雲を焦す時
今宵われ 反省す - とりよろう山の木々 尽くるなき ごす木節
陶器に皆焼きて
代々を経し陶の郷 芸と学相かない
いちじるし わが文化 - 竜泉寺猿投山 中世の夢棄てて
ひらきたる自主の町
かがやかし近代の ほこるべき伝統を
継がむ者 我等あり
校歌碑
瀬戸高校応援歌
●谷口厳 作詞 ●小沢正三 作曲
- 若さは力ぞ我ら歌へ
ああ再びいつかこの歓喜ある
内なる血たぎり
たぎりおどりたぎりおどり
ただ一人もくせんことは耐えがたし
相ともに組め組め肩を声限り
情熱の今日を我ら歌わん - 若さは力ぞ我等きそへ
ああ再びいつかこの腕ある
熱き汗は湧き
湧きて流れ 湧きて流れ
ただ座して憩わんことは耐えがたし
相ともに起て 起て 奮え根かぎり
青春の今日を我ら歌わん - 若さは命ぞ我ら止むな
ああ再びいつかこの心ある
さとき眉高く
高く上がり 高く上がり
胸騒ぎ思わんことの止みがたし
相ともに行け行け今ぞ身をかけて
希望の明日を我ら歌わん
沿革
長い歴史の中に多くの友が巣立ち 伝統とは「今」に活かしてこそ価値がある
大正13年3月29日 | 愛知県瀬戸高等女学校(瀬戸町立)設置認可 (東春日井郡水野村大字中水野字南山1269の22) 開学の地」記念碑(愛環鉄道瀬戸市駅前) |
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大正13年4月 8日 | 第1回入学式 |
大正14年3月23日 | 第1回卒業証書授与式、同窓会(松翠会)設立 |
大正15年3月15日 | 講堂竣工 |
昭和4年4月1日 | 愛知県瀬戸高等女学校県立移管 |
昭和5年4月1日 | 補修科設置 昭和初期の校舎(現在愛環鉄道瀬戸市駅) 昭和初期の高等女学校授業風景 |
昭和9年10月16日 | 創立10周年記念式 |
昭和18年4月1日 | 専攻科設置(補修科廃止) |
昭和22年4月1日 | 新制中学校発足 |
昭和23年4月1日 | 新制高等学校発足、 愛知県立瀬戸高等学校(普通科・別科)、同併設中学校設置 |
昭和24年4月1日 | 総合制・学区制・男女共学実施 |
昭和24年7月12日 | 校章制定 |
昭和24年10月17日 | 第1回学校祭 |
昭和25年5月28日 | 校歌制定 |
昭和29年10月4日 | 創立30周年記念式 移転前の旧校舎(現在の名鉄瀬戸線新瀬戸駅・愛環鉄道瀬戸市駅付近) |
昭和38年4月6日 | 新校舎現在地に完成、移転(瀬戸市東山町1-5) |
昭和39年11月30日 | 体育館兼講堂(耕心館)竣工 |
昭和43年7月5日 | プール竣工 |
昭和44年3月31日 | 武道館竣工 |
昭和47年3月31日 | 特別教室棟(新館)、生徒昇降口竣工 |
昭和49年11月2日 | 創立50周年記念式 |
昭和57年4月2日 | 校歌碑設置 |
昭和58年4月1日 | 制服改定 |
昭和59年11月10日 | 創立60周年記念式 |
昭和61年3月19日 | 校訓碑「大心」設置 |
平成7年2月17日 | 校舎・体育館改修完了 |
平成15年10月24日 | 創立80周年記念式 |
平成25年11月21日 | 創立90周年記念講演会 |
愛知県立瀬戸高等女学校校歌
●作歌 文学博士 尾上八郎
- 林と立てる煙突の
天つみ空は暗けれど
思あかるき諸人に
吐かざる日なき黒煙
国の富をもつくりつつ
我ら処女はならひてむ - 昔の人のいそしみを
正しく強く艶やかに
わが陶磁器のある如く
さながら今に伝へ来て
やさしく堅く滑らかに
われら処女は生ひたたむ - 猿投の山にむかふ間も
師の御教をくりかへし
御世の光となりぬべく
陶祖の碑をばみる時も
心練りつつ磨きつつ
われら処女はつとめてむ